向（こう）：コウ

向(こう)は漫画「キングダム」の登場人物。初登場は第74話。

秦の王宮に仕える宮女(きゅうじょ)で、もとは貧しい商家の出身。

夜伽(よとぎ)の相手として何度もお呼びがかかるものの、向といる間、政は毎回読書に没頭しているため、向は手つかずのままだった。

周りの宮女からは相手にされないと馬鹿にされるシーンも。

なぜ自分に声がかかるのかわからずに悩んでいた向だが、ある日、「大王が向を呼ぶのは昔の傷を埋めるためであり、だから手もつけられずにいるのだ」という噂を耳にする。

これを聞いた向は大きなショックを受け、熱を出して寝込むほどに悩み考えた末、自分なりの答えを見つけ出す。

政のことを心から慕う向は、“心の伽”をすることを決意するのであった。

嬴政（えいせい）との間に子が生まれ母となる。